仮想通貨でクレジットカード現金化を行う奥の手

クレジットカード現金化に使える裏技として仮想通貨が脚光を浴びてきましたが、現在では国内の取引所でクレジットカード決済ができなくなりました。

一方では海外なら現時点でもまだクレジットカード決済が可能な仮想通貨取引所や両替サービスが存在するため、現金化も決して不可能ではありません。

仮想通貨を使ったクレジットカード現金化が簡単にできなくなった理由と、海外のサービスを利用したクレジットカード現金化の手順について解説します。

仮想通貨を利用してクレカ現金化を行うメリット

クレジットカード現金化の手段としては、これまでに新幹線回数券や商品券・ブランド品などが多く利用されてきました。

それらの商品は換金率が高いため、クレジットカードのショッピング枠を使って現金を入手するのに最も効率的だったのです。

そのためクレジットカードの現金化を利用規約違反とするカード会社の側でも、そういった商品の購入履歴に対しては目を光らせています。

それらの商品をクレジットカード決済で購入すると購入目的について問い合わせる電話がかかってくる可能性が高いため、換金率の高い金券やブランド品を使ったクレジットカード現金化は難しくなってきているのが現状です。

仮想通貨は金券と違って実体のある商品ではないため、クレジットカード決済で購入してもカード会社に気づかれにくいというメリットがあります。

それでいて仮想通貨は投資にも盛んに利用されているように、現金同様に扱われている点では金券とそれほど変わりありません。

値動きが激しい仮想通貨には価格下落のリスクもありますが、購入してすぐに売却すればほとんど損失がないものです。

仮想通貨の取引に手数料がかかるとは言え、それも通常は10%以内で済むため実質的な換金率は90%以上が期待できます。

仮想通貨をすぐに売却せず保有していて値上がり後に売却すれば差額の利益が得られるため、運が良ければ換金率100%も実現可能です。

国内の仮想通貨取引所でカード決済ができない理由

クレジットカード現金化の手段としてはメリットだらけに見える仮想通貨ですが、国内の取引所を利用するやり方はできなくなりました。

以前は国内の仮想通貨取引所でもクレジットカード決済が可能でしたが、現在ではすべての国内取引所で不可または一時停止とされているのです。

国内取引所でクレジットカード決済を中止した理由には、やはりクレジットカード現金化につながるという点が挙げられています。

クレジットカードの現金化そのものは別に違法ではありませんが、カード会社が利用規約違反としているのも事実です。

金融業界の中でも強い勢力を持つカード会社に対して、力関係の上ではまだまだ弱い立場にある新興勢力の仮想通貨取引所が忖度したような形だと言えます。

仮想通貨取引所としても「怪しい」「危険だ」という仮想通貨に抱きがちなマイナスの印象を払拭し、仮想通貨を新しい決済方法として世の中に普及させたい狙いがあるのです。

そうした理由からbitFlyerやコインチェック、Zaifといった国内の仮想通貨取引所は、クレジットカード現金化に直接利用することができません。

とは言え海外の仮想通貨取引所ならその限りではなく、まだまだ可能性は残されています。

クレカ現金化が可能な海外の仮想通貨取引所・両替サービス

仮想通貨を使ってクレジットカード現金化を行うには、クレジットカード決済が可能な海外の取引所を見つける必要があります。

現時点でクレジットカード決済できる仮想通貨取引所としては、香港発祥のバイナンスが代表的な存在です。

バイナンスのサイトは日本語に対応していないため、英語が苦手な人が利用するにはブラウザの翻訳機能が欠かせません。

ユーザー同士の売買を直接仲介するという意味での取引所ではありませんが、Changellyというチョコの仮想通貨両替サービスでも取引所を仲介する形で仮想通貨の購入が可能です。

Changellyを利用するには、少なくとも1ヶ所で国内の仮想通貨取引所の口座を持っている必要があります。

Changellyで仮想通貨を購入する際にはドルかユーロで決済する必要もありますが、サイト自体は日本語に対応しているため英語が苦手な人でも迷うことがありません。

Changellyのサイトでクレジットカード情報の登録と本人確認を行って仮想通貨を購入したら、国内取引所のウォレットに送金する手順に進みます。

後は国内取引所で仮想通貨を日本円に交換し、ウォレットから登録銀行の口座へ出金すれば現金化できるという仕組みです。

バイナンスやChangellyを利用する際にはクレジットカード決済の手数料や両替手数料もかかりますが、それらを引いても最終的な換金率は90%以上を確保できます。

まとめ

国内の仮想通貨取引所では使えなくなった裏技ですが、以上のような手順を踏めば仮想通貨を使ったクレジットカード現金化もまだまだ可能です。

この方法は海外の取引所や両替サービスを利用する必要があるため、どちらかと言えば上級者向けの裏技だと言えます。

国内の仮想通貨取引所に口座を持っている人や、仮想通貨の取引経験があるという人は一度試してみるといいでしょう。